「建てる」をもっと簡単に、
「住む」をもっと自由に。

時間も、お金も、ヒトも。
これまでにない斬新な建築手法で、
「建てる」にかかるコストをもっとライトに。
あらゆる人がもっと気軽に、
安心で快適な「住む」を叶えられる世の中へ。

produced byLIFULL ArchiTech

AboutInstant Productsについて

世界中のあらゆる人々が安心で快適な住環境を気軽に叶えられるよう、これまでにない斬新な建築手法で実現したLIFULL ArchiTechの新たなプロダクトシリーズです。

Background現代建築の制約から生まれる格差

情報化社会が進み、世界中の人々の生活は、より自由に、より気軽に、よりフレキシブルになりました。そんな中、生活の基本となる住環境は、未だ現代建築において様々な制約があります。
人々が住まう「家」は安心と安全を保つため、鉄やコンクリートなどの重くて硬い素材を複雑に組み合わる必要があり、人件費・金銭面・施工時間でかなりのコストがかかります。このような建築のあり方が、「利便性の良い場所に住めない」「満足のいく性能の家に住めない」といった世界中の人々の住環境の格差を広げています。

Idea空気を使った新しい建築手法

私たちは、人々が生活する上でどこにでも存在する「空気」に着目し、今までにない斬新な建築手法で住環境を実現しました。
ドーム型の生地を空気によって大きく膨らませて、内側からウレタン材を吹き付けます。しばらくして生地とウレタン材が一体となると、建築物ができあがります。
この建築手法により、これまでに一般的とされてきた建築物に比べると、生地とウレタン材のふたつのみのシンプルな構造にも関わらず、極めて高い利便性、快適性を確保しました。
さらに、形も大きさも機能も自由自在に変更でき、多様なシチュエーションに対応できます。

Process

1.膨らませる

設置したい場所にドーム型の生地を固定し、空気を入れて生地を大きく膨らませます。

2.吹き付ける

膨らませた生地の中に入り、内側から断熱性のあるウレタン材を吹き付けます。

3.完成

しばらく乾燥させると生地と吹き付けたウレタン材が定着し、建築物が出来上がります。

Point

工期 1/100

戸建住宅では100平米3〜6ヶ月かかる工期をわずか数時間で終わらせることができます。

建築費 1/5

必要なのは生地とウレタン材のふたつのみ。シンプルな構造だから、費用を安く抑えることができます。

必要十分の快適性

断熱材を360°に使用することで、様々な気象や外的環境、土地でも快適な住環境を実現します。

Creator創案者

北川啓介Keisuke Kitagawa

株式会社LIFULL ArchiTech(名工大発ベンチャー) 代表取締役社長
名古屋工業大学大学院工学研究科 教授

1999年 米国ニューヨークのReiser+Umemoto建築設計事務所にて建築設計に従事。
2017年 米国プリンストン大学客員研究員。
2018年 名古屋工業大学大学院工学研究科教授に就任。
現在 約20年の国内外での建築設計や建築教育の経験を経て、知財をもとにした未来志向の建築や都市を考案し、実用化した上での事業化を推進。

Message

2011年3月の東日本大震災の1ヶ月後に、名古屋の新聞記者と共に宮城県内の避難所を訪れました。私の手をとって避難所である小学校体育館全体を案内してくれた小学生が、最後の最後に、大きな運動場を指さして話しはじめました。それは、現地の多くの声を素直に口にした一言でした。

「あそこに仮設住宅が建つまで、半年から1年もかかるんだって。こんなに寒い避難所での集団生活をそんなに長くって、あんまり考えられないよ。もっと早く建てられないのかな。」

翌日に名古屋に戻った私は、建築材料、建築構造、建築環境、建築施工などのそれぞれの専門家、また、研究室の学生のみんなに声をかけ、研究開発を続けてきました。

かたちも大きさも自由であることから、災害後の仮設住宅はもちろんのこと、いろいろな使途で世の中に広がって、少しでも多くの人々に、少しでも早く、フレキシブルな建築が実現していくことを目標にして活動しています。