イベントテントはおしゃれに!インスタントハウスで“映える”ブースをつくる方法

イベントを企画するとき、「世界観に合うおしゃれなイベントテントを使いたい」「でも暑さや雨風のリスクも不安」と感じる方は多いはずです。この記事では、イベントテントを検討中の企画者に向けて、機能性とデザイン性を両立させる選び方と、「インスタントハウス」という新しい選択肢を具体的に解説します。

目次

おしゃれなイベントテントの選び方のポイント

イベントテントは、見た目だけでなく「快適性」「安全性」「運営のしやすさ」まで含めて考えると失敗しにくくなります。世界観と実務の両立を求めているケースが多いはずです。まずは、どのタイプのテントにも共通する判断軸を整理しておきましょう。

見た目だけで選ばない!イベントテント選びで確認すべき4つのチェック項目

印象的なデザインに惹かれてテントを決めてしまうと、「暑くて中に人がとどまってくれない」「風が強い日は不安で仕方ない」といった悩みにつながりやすくなります。そこで、最低限チェックしておきたいのが次の4項目です。

【チェックすべき4項目】

  • デザイン性
  • 快適性(断熱・遮熱・通気)
  • 安全性(耐風・耐雪・防火)
  • 運営面のしやすさ(設営時間・スタッフ人数・保管性)

これらを「なんとなく」ではなく、具体的な観点で確認すると比較がしやすくなります。

イベントテント選びのチェック表

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チェック項目具体的に見るポイント
デザイン性会場で目立つか、ブランド世界観に合うか、写真映えするか
快適性夏場・冬場の温度感、風通し、空調との相性、直射日光の影響
安全性想定風速・耐雪性能、防火性能、固定方法、メーカー実績
運営面設営に必要な人数と時間、工具や重機の必要有無、保管スペース

特に夏場の屋外イベントでは、暑さへの備えが欠かせません。消防庁が公表した令和7年5〜9月の熱中症による救急搬送状況では、全国の搬送人員が10万510人にのぼり、統計開始以来最多と報告されています。こうした数字からも、「見た目だけではなく快適性や安全性を含めてテントを選ぶ重要性」がはっきりとわかります。

株式会社 LIFULL ArchiTech  取締役COO 山中 典

イベントの価値を決めるのは装飾だけではなく、来場者がどれだけ安心して長く滞在できるかという点だと現場で感じています。まずは「デザイン・快適性・安全性・運営」の4軸で候補を整理してから、インスタントハウスを含めて検討していただくと、ミスマッチの少ない選定がしやすくなります。

なぜ今、イベント企画者のあいだでインスタントハウスが注目されているのか

最近、インスタントハウスに関するお問い合わせが増えている背景には、「映えるのにちゃんと快適」というニーズの高まりがあります。従来のワンタッチテントは手軽ですが仮設感が出やすく、世界観重視のブランドイベントでは物足りないと感じる声も少なくありません。一方で大型テントはスケール感に優れる一方、施工・撤去コストとリードタイムが大きな負担になりがちです。

インスタントハウスは、ドーム型のフォルムを持つ空間ユニットとして設計されているため、外観そのものが強い個性を放ちます。断熱パネル構造により室内の温度変化を抑えやすく、空調と組み合わせることで季節を問わず快適な環境をつくりやすい点も特徴です。たとえばポップアップショップやVIPラウンジとして活用すると、「テント」ではなく「小さな建物」のような印象を与えられます。その結果、来場者の滞在時間、体験満足度、SNSでのシェア数のすべてが高まりやすくなります。

株式会社 LIFULL ArchiTech  取締役COO 山中 典

インスタントハウスはもともと居住性能も視野に入れて開発したプロダクトです。その性能をイベントに持ち込むことで、「一日だけのテント」とは違う価値を提供できると考えています。ブランド体験を重視するイベントほど、インスタントハウスの良さを実感していただきやすいはずです。

定番イベントテントとの比較でわかるインスタントハウスの強み

イベントテントを検討するときは、「ワンタッチテント」「大型テント(シェルター)」「インスタントハウス」の3タイプを比較しながら考えると整理しやすくなります。ここでは、デザイン性・快適性・コストの観点で違いをまとめます。

ワンタッチテント・大型テントと比べたときのデザイン性・快適性・コストの違い

それぞれのテントタイプには得意分野があります。全体像をつかむために、ざっくりとした比較表を見てみましょう。

テントタイプ別の特徴(イメージ)

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項目ワンタッチテント大型テント・シェルターインスタントハウス
初期費用低い。1基あたり数万円程度から高い。施工込みで数十万〜数百万円規模中〜高。資産として複数回利用を前提に検討
デザイン性シンプルで仮設感が出やすいスケール感はあるが没個性になりやすいドーム型で唯一性が高く、ブランドと相性が良い
快適性直射日光・外気温の影響を受けやすい屋根で日差しは遮れるが、内部は暑くなりやすい断熱構造+空調で季節を問わず快適性を確保しやすい
安全性風対策次第。強風時に撤去が必要な場合施工要件を満たせば安定するが準備が重い高い耐風・耐雪性能を前提にした構造
設営・撤去早い。少人数で対応可能専門業者や重機が必要な場合も多い専門チームで数時間程度の設営を想定
ブランディング適性ロゴやタペストリー次第装飾次第だが他ブースと似通いやすい形そのものがアイキャッチとなり世界観を作りやすい

このように、ワンタッチテントは「価格と手軽さ」が魅力で、大型テントは「スケール感と屋根面積」が武器になります。インスタントハウスはその中間に位置し、「デザイン」「快適性」「継続利用」のバランスを取りやすいのが特徴です。

「映えるのに現場がラクになる」インスタントハウスならではのメリット・デメリット

インスタントハウスをイベントに導入する際は、良い点と注意点の両方を理解しておくと判断しやすくなります。

インスタントハウスのメリット・デメリット

メリットデメリット
ドーム型でどの角度から見ても写真映えしやすいワンタッチテントと比べると初期費用が高い
断熱構造により夏・冬でも空調が効きやすい現地搬入にトラック進入スペースが必要になる
建物のような印象でブランド世界観を作りやすい設営には専門チームと一定の準備期間が必要
イベント後も別会場や常設スペースに再利用可能単発イベントだけで回収する設計は向かないことが多い

イベントを「一度きりの出展」で終わらせるのではなく、「今後も続く恒例イベント」や「ブランド発信の場」として育てていくなら、インスタントハウスのように再利用を前提にした選択肢は相性が良いと言えます。

株式会社 LIFULL ArchiTech  取締役COO 山中 典

私たちは、インスタントハウスを“イベントのための消耗品”ではなく、“ブランドの器”として提案しています。一度導入して終わりではなく、ポップアップや社内イベント、災害時の活用など、複数のシーンで生きる設計を一緒に考えることで、投資対効果を高めていくことが可能です。

インスタントハウスとは?イベントテントとしての特徴とスペック

インスタントハウスは、数時間で建てられるドーム型の高断熱空間ユニットです。一般的なテントよりも「建物」に近いスペックを持ちながら、仮設的な運用がしやすい点が特徴です。この章では、デザインと性能の両面からポイントを整理します。

丸みのあるドーム型フォルムとカラー展開で世界観をつくれるデザイン性

インスタントハウスの特徴は、柔らかな曲線を描くドーム型のシルエットです。この形状が、どの角度から撮影しても背景になじみやすく、イベント会場のアイコンとして機能する理由になっています。さらに、落ち着いたベージュやグレーなどのカラー展開により、ナチュラル志向のマルシェからハイエンドなブランドイベントまで幅広い世界観に合わせやすくなっています。

デザイン面のポイントを整理すると次のようになります。

  • ドーム型フォルムが会場の遠くからでも視認性を高めてくれる
  • 丸みのある外観が、硬質な会場スペースの中で柔らかい印象を演出できる
  • ベージュ・グレー系のカラーが他の什器や装飾となじみやすい
  • サインや装飾を最小限にしても「特別な空間」として印象に残りやすい

結果として、装飾や什器に過度なコストをかけなくても、インスタントハウスそのものが「フォトスポット」として機能してくれます。

断熱・耐風・耐雪性能による「夏は涼しく冬は暖かい」快適なイベント空間

インスタントハウスは、断熱材を内蔵したパネル構造により外気温の影響を受けにくい仕様を目指しています。適切な空調機器を組み合わせることで、一般的なテントに比べて夏の暑さや冬の冷え込みをやわらげやすくなります。また、高い耐風・耐雪性能を前提とした設計により、悪天候が懸念される地域でも安心感を持って利用しやすい点も強みです。

スペックイメージ

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項目内容のイメージ
温熱性能空調併用で夏・冬ともに屋外より快適な環境を想定
耐風性能高い風速を前提とした構造計算(風速80mまで耐久可能)
耐雪性能屋根上積雪にも対応した設計

環境省が公表している熱中症対策ガイドラインでは、夏季のイベント主催者や施設管理者に対し、「イベント企画時点から熱中症リスクを前提にした準備・環境整備」が求められています。 インスタントハウスのような断熱構造の空間ユニットを活用することで、この考え方に沿った「休憩・避難のための涼しいスペース」を設置しやすくなります。

株式会社 LIFULL ArchiTech  取締役COO 山中 典

イベント現場で一番よく聞く声は、「暑さ・寒さ・風への不安」です。インスタントハウスは、デザインだけでなく、こうした不安を軽減する“器”でありたいと考えて設計しています。空調計画や電源計画も含めてご相談いただければ、イベント全体の安全性と快適性を一緒にデザインしていけます。

シーン別活用アイデア|インスタントハウスでつくるおしゃれイベント空間

インスタントハウスは、一度導入するとさまざまなイベントシーンで使い回せる柔軟性があります。ここでは代表的な活用パターンを整理し、自分のイベントに置き換えてイメージできるようにしていきます。

活用イメージ

  • アパレル・雑貨のポップアップ
    入口にブランドロゴとシンボルとなる装飾を配置し、中で世界観に沿ったコーディネートを展示
  • コスメ・美容ブランド
    内装を白やベージュで統一し、ライトと鏡を活用したタッチアップスペースとして展開
  • テクノロジー・ガジェット
    外観はシンプルに、中をインタラクティブな体験ゾーンとして設計

ドームの外観だけでなく、内部のレイアウトも自由度があるため、什器や照明を変えるだけで全く違う印象をつくり出せます。

音楽フェス・地域イベントでのVIPラウンジや休憩スペースとしての使い方

音楽フェスや地域の大型イベントでは、長時間滞在する来場者へのケアが満足度を左右します。インスタントハウスをラウンジや休憩スペースとして設置することで、会場内に「落ち着ける拠点」を用意できます。

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スペース種別主な利用者ポイント
VIPラウンジスポンサー・招待客などソファとテーブル、ドリンクカウンターを設置
一般休憩スペース一般来場者ベンチやクッションで気軽に立ち寄れる設計
キッズスペース子ども連れファミリーマットやおもちゃを置き、安全性を高める

断熱構造と空調の組み合わせにより、真夏や真冬でも温度をコントロールしやすく、子どもや高齢者でも過ごしやすい環境を用意しやすくなります。その結果、イベント全体の滞在時間と満足度を底上げすることが期待できます。

導入ステップと費用感|イベントにインスタントハウスを取り入れるには

インスタントハウスに興味を持っても、「具体的にどう依頼すればいいか分からない」「予算感がつかみにくい」と感じる方も多いでしょう。ここでは、導入までの流れと費用の考え方を整理します。

相談〜現地確認〜見積〜設営までの流れ

導入の大まかな流れは次のとおりです。

  1. 初回相談
     イベントの目的、開催時期、想定来場者数、会場候補などを共有していただきます。
  2. 現地確認
     会場のスペース、搬入経路、地盤状況、周辺環境を確認します。
  3. プラン・見積作成
     サイズや台数、内装・オプション、設営・撤去方法を整理したうえで見積を作成します。
  4. ご発注・詳細調整
     社内承認やスポンサー調整を踏まえ、レイアウトやデザインの詳細を詰めていきます。
  5. 設営・当日運用
     事前に決めたスケジュールに沿って設営し、イベント当日の運用をサポートします。

会場確定から逆算して、理想的には1〜2か月前にはご相談いただけると、デザイン調整や内装手配を含めた準備を余裕をもって進めやすくなります。

本体価格・設営費・オプションなど費用内訳の考え方と予算の組み立て方

費用を考える際は、「本体」「設営・撤去・運搬」「内装・オプション」の3つに分けて整理するとわかりやすくなります。

費用内訳の考え方

項目内容備考・変動要因
本体費インスタントハウス本体の購入費用サイズ・台数によって変動
運搬費会場までの輸送費距離・台数・車両サイズで変動
内装費什器・照明・装飾などの費用ブランドコンセプトに応じてカスタマイズ可
オプション費ウッドデッキや庇、追加窓などの費用付加価値演出に応じて検討

よくある質問Q&A

最後に、企画段階でよくいただく質問を整理します。社内での提案資料や、クライアントへの説明にもそのまま使えるような形でまとめました。

短期イベント・複数会場・レンタル活用などシーン別の最適な導入パターン

一回きりのイベントでもインスタントハウスを導入する価値はありますか?

来場者体験やブランドイメージを重視するイベントであれば、単発でも十分検討する意味があります。レンタル・共同利用・将来の常設活用などを組み合わせることで、コストバランスを整えやすくなります。

複数の会場で使いたい場合はどう考えればよいですか?

年に数回の自社イベントやツアー型のプロモーションであれば、本体を自社資産として保有し、倉庫から各会場へ持ち出す運用も有効です。日常はショールームや社員向けラウンジとして活用しつつ、必要なタイミングでイベント会場へ移設する設計も可能です。

レンタルと購入、どちらが向いていますか?

単発イベントや試験的な施策であればレンタル、毎年の恒例イベントや複数ブランドでの活用を見込むなら購入が向いています。利用頻度と用途をヒアリングしながら、最適な組み合わせを一緒に検討させていただきます。

株式会社 LIFULL ArchiTech  取締役COO 山中 典

ご相談いただく際には、「年間どれくらいイベントを行っているか」「これから増やしたいか」といった中長期の計画もお聞かせいただけると、レンタル・購入を含めた最適なプランをご提案しやすくなります。

真夏・真冬・悪天候でも快適に使うために押さえておきたいポイント

屋外イベントは、気温や天候の影響を強く受けます。インスタントハウスを活用することで環境を整えやすくなりますが、運用面のポイントも押さえておきたいところです。

チェックリスト

  • 開催日が夏場の場合、事前に気温や暑さ指数(WBGT)を確認しておく
  • 熱中症対策として、空調・扇風機・冷却グッズ・飲料提供などの計画を立てる
  • 長時間滞在を見込む場合は、十分な休憩スペースと座席数を確保しておく
  • 風雨のリスクが高い時期は、天気予報だけでなく風速情報も確認する
  • 想定を超える暴風や豪雨が予測される場合、イベント自体の中止や縮小も含めた判断基準を事前に決めておく

環境省の熱中症対策ガイドラインでは、夏季のイベントにおいて「暑熱環境の把握と緩和」「休憩場所の確保」「水分補給の場の設置」などを企画段階から検討することが重要とされています。 また、気象庁は平均風速おおよそ20m/s以上を暴風警報の目安としており、強風時には屋外活動の安全確保が強く求められます。

インスタントハウスは、こうしたガイドラインに沿って「涼しく過ごせる・風をしのげる・一時避難できる」空間を用意するうえで、頼りになる選択肢となります。テント選びを通じて、来場者とスタッフの安全を守る仕組みづくりも同時に進めていきましょう。

株式会社 LIFULL ArchiTech  取締役COO 山中 典

ご相談いただく際には、「年間どれくらいイベントを行っているか」「これから増やしたいか」といった中長期の計画もお聞かせいただけると、レンタル・購入を含めた最適なプランをご提案しやすくなります。

監修者

山中典(やまなか つかさ)

株式会社LIFULL ArchiTech 取締役COO/名古屋工業大学共同研究員。インスタントハウスの開発・事業を軸に、災害支援から多様な空間活用まで幅広く展開している。

東証プライム上場LIFULLグループ|導入実績240棟以上

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